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「格差固定」 三浦展著
私は格差自体はあったほうがいいと考えている。
頑張った人とそうでない人の格差は当たり前だと思うのだ。
しかし、格差の固定、格差の連鎖には極めて否定的だ。
家が金持ちだと金持ちになれ、貧乏だと大学にも行けない世界は大問題だと思う。
こんな状態では、個人に希望はないし、絶望した個人がたくさんいる社会は不安定になる。
格差はいいが、格差の固定は極めて危ないのだ。
貧困家庭でも、きちんと勉強できるシステムや、貸与ではない奨学金の拡充をしなければ、格差の固定は進む。
格差を解消する一つの大きな方法は「教育」なのだ。
いろんな子供たちが、生まれで絶望することがない社会を願ってやまない。